早池峰山

『パハヤチニカ』

アイヌ語で早池峰

早池峰は古生代蛇紋岩からなる

モナドノック＝残丘である

雑誌:パハヤチニカ　序文より

初日に登る予定だったが悪天候であきらめた早池峰山
２日目の朝、『わらべ』から見える早池峰方面は厚い雲の中・・・
「今日もダメかな？」
半分あきらめモードでゆっくり朝食を食べる
「でも、せっかくだから一応登山口まで行ってみよう、ダメだったら近くで釣りすればいいし」
『わらべ』の皆さんに挨拶をして車を走らせていくとだんだん空が明るくなってきた
そして登山口に到着する頃には青空がちらほら
駐車場には車も何台か停まっている
「これは行けそうだ」
そそくさと準備をし、登山者名簿に記入後9：45登山開始

河原の坊登山口よりスタート

タチカメバソウ（立亀葉草）
いきなり撮影のために足止め（笑）

しばらくは沢沿いに進む登山道
岩魚いるかな？

目指すはあの頂

登山道の要所要所で導いてくれる純日本人体型の看板（笑）

可憐に咲くミヤマオダマキ（深山苧環）

実は初めましてなチングルマ（稚児車）

後ろには薬師岳

ナンブイヌナズナ（南部犬薺）

ヒメコザクラ（姫小桜）
花が多くてほんとに前に進まない（爆）

両手も使ってガシガシ登ります

そして、ずっと逢いたかったハヤチネウスユキソウ（早池峰薄雪草）

他がすべて蕾な中、この一輪だけが開きかけていてくれました
６分咲きくらいかな？

そして山頂へ
『わらべ』特製おにぎりをパクつきながら登頂報告をしていると・・・
なんだかガスってきました(^_^;)
お昼も食べたし下山しますか

下山は小田越ルートで
山頂付近には一部雪が残っています

名残惜しげに山頂を振り返る（笑）
と、この辺から風が強くなり始め
あっという間に爆風とともにガスに包まれる・・・

横殴りの爆風の中、ここを下りるのはちょっとスリリング！
（下りる前に写真を撮る余裕がなかったのですが、この上にまだ梯子があります）

ガスワンダー（爆）

お、ガスが抜けた？

そして小田越登山口に無事下山

ここから車のある河原の坊登山口までは車道を歩きます

半分くらい来た頃でしょうか

足元に落としていた視線を前に向けると

前方20ｍ位になにやらでっかい黒い塊が・・・

熊でました！！

生熊初遭遇です

すぐに道路わきの森の中に引っ込んだので写真は撮れず

不思議と怖さを感じなかったのは後ろにもう一組の登山者が歩いていたからかな？

それほどためらうことなく熊が引っ込んだ場所の脇を通り抜け（通らなきゃ車まで行けないしねｗ）

無事駐車場へ

後ろを歩いていた登山者さんと「でかかったですね～びっくりしました！！」

なんて会話をしつつ今回の早池峰登山は終了したのでした